2021年12月15日水曜日

オーバーフロー、症状別考(BST38SS)

  今回のオーバーホールに関しての備忘録です。

 まず、オーバーフロー発生については、RMXのPWK33であった様に終始フロートバルブが原因で、かつフロートバルブが新品であれば、交換不可のフロートバルブシートはシールなしの圧入なので原因は錆びたタンクからのゴミが原因でした。

 次に4気筒のカタナにGSX-R750流用(BST38SS)の場合は?

 フロートバルブ、バルブシートセットは部品交換すると4気筒で2万円オーバーなので、コスト的にはかなりハードルが高いです。

 RMXのPWKはオーバーフローホースがあるので、必ずホースからガソリンがあふれ出ます。といえど単気筒なので原因の絞込はしやすいです。

 では、カタナに使っているBST38は?

 オ-バーフローのドレンホースはありません。なのでオーバーフローする場合にもいろんな漏れ方があります。油面、フロートバルブの調整は最優先です。それでも、、、、収まらないといった場合です。オーバーフローする場所でもある程度推測は可能です。

 フロートバルブの機能確認は。バラした際の息吹きチェック、組んだ後はPRIチェックで確認ですが、オーバーフローが発生しプラハン等でチャンバーを叩く事により止まるケースはフロートバルブが原因と言えます。


 【漏れてくる場所】

A.フロートチャンバーの合わせ面から滲み出てくるケース

B.メインエアジェットから出てくるケース


 まず、前提として

 フロートバルブで抑えられている筈なのに発生する。

 → フロートバルブシートのシールが効いていない 

  対策:シートのシール交換 


A.フロートチャンバー合わせ面から漏れてくる。

 → フロートチャンバーガスケットが効いていない

  対策:フロートチャンバーガスケット交換 


B.メインエアジェット(MAJ)から漏れてくる。※合わせ面より位置が高い

 → フロートチャンバーガスケットは効いている

  対策:フロートバルブ&フロートバルブシート 接触面&作動&異物噛込  

     フロートバルブシール

     油面調整


という事が言えると思います。今回で言うと更にスロットルバルブガイドのシールは巷ではバンディット病(メインボアにガイドから漏れた燃料が伝い上がり濃い症状を発生させる)と言うらしいですが、同じBSTを使用していたGSX-R病というのは聞いた事がなく、自身の考えではほぼ無く都市伝説と言ってもいいと思います。概ねの原因はチャンバー室内のパーツ、セッティング(油面・各種ガスケット・フロートバルブ他)と考えられます。ただ、シールがシールの役目をしないほど薄くなっているから保険として交換しました。

   キャブレターインナーパーツの経年劣化についてですが、キッチリとガソリンを抜いてから保管している場合ははまだマシなのですが、普通にサイドスタンドで長期保管した場合は最も低い状態になる左側の1番が最も酷くなります。人って、さあ今から乗らないって用意周到には難しく概ね徐々に乘らなくなる。だと思います。

2 件のコメント:

  1. 毎度で~す。

    仕事の関係で夏場は触ることすらできないので、夏の冬眠前にはガソリンを抜くのですが、抜いただけでは逆にスロージェットが詰まってしまうという事がおきました。
    ガソリン抜いたあとに各通路にエアーを吹いてやれば問題ないのかもしれませんが。

    それ以来はガソリン抜かずに車体も水平にして冬眠させるようにしてます。

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    1. うえっちさん>

      毎度です~♪

      うわっ!! 乗れなくなる前にキチッと準備できる方がいらっしゃった(笑)

      確かにスロー系は弱いですね。半年で終わらせた事もあります。

      確かに水平は大賛成です♪もっとも私の場合はおかしくなってからなんですけど、、、w まさにオーバーフローしてから水平にするみたいな、、、 

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