2台とも無事に残ストローク解消出来ております♪
でも、表記のレートに関しては計算値と実際の使用感と一致しません。
HPにも記載しておりますが、計算上のレート差はSHOWA 2.63 ヤマリンズ 2.69とほぼ差はありません。
違いとして
SHOWA ヤマリンズ
【外径】 64.5 60
【線径】 8.05 7.45
【スプリング長】 180 200
【有効巻数】 9 8
[ストローク量】 80 88
2段レート
【レート弱巻数】 3(2.63) 2(2.69)
【スプリング長】38(21.1%)25(12.5%)
【レート強巻数】 6(3.94) 6(3.58)
【スプリング長】142(78.9%)175(87.5%)
※ 強くなるほうを太字としています。
※ 総ストローク=20(乗車1G)→有効ストローク→残スト10→バンプラバー15
ちなみにオーリンズ 380-05の公表値は1.84-2.75kg/mm で計算値とも合致しません。
バネレートの計算式(Kg/mm)=(線径の4条×8000)/(中心径の3条×有効巻数×8)とされています。長さの概念はないの?
やはり、常々ワードとして出てくる可変レート、不等ピッチ、ダブルレート、バリアブルレートという元は1本の棒状なのですが巻間隔を変更した部分はレートが変わります。つまり上の数値の赤い部分はレートが低くなってる部分がSHOWAは巻数も多く長い事がネガとして表れていると思います。
ダブルレートの計算式は?
総巻数での算出値~粗巻数での算出値
SHOWA 2.63~3.94kg/mm
ヤマリンズ 2.69~3.58kg/mm
となります。1段目のレートと言ってもバネは全体が撓むので低レート、高レートの平均となります。1段目レートの間隔の狭いバネがくっつくと高レートのみになるという事です。
SHOWAのほうが初期の1段目レートが低く、初期がくっついてからはSHOWAのが硬くなるという結果です。予測ではSHOWAはもっと低いレートになるかと思ってましたが、、、、実際は近い値で、、、、オーリンズの公表値は?という結果です。
では、オーリンズの公表値を検証してみます。まず1.80を低い2巻分のレートと仮定します。でも実際には全体が沈みますので実際は高くなる。次に高い6巻分のレートが上記3.58で2つの数値を平均すると2.69という数値となりました。オーリンズ公表値と近似していますのでこーいう事だと思う。
同様の考え方をSHOWAに当てはめてみると3巻分の低いレートは1.32で高いレートは3.94なので平均すると2.63という数値となりました。
概ね合ってる気がしてきました♪
つまり、SHOWAについては低いレートがオーリンズより柔らかく長い、高いレートはオーリンズよりもレートは高いけど、ストロークが少ない。乗車1Gが柔らかいのでイニシャルかける→硬くなる&ストローク減る→ストローク使い切るという事と思われます。
逆にオーリンズは低いレートが硬く短い、高いレートはSHOWAよりもレートは低いけど、ストロークが長い。乗車1Gは硬いのでイニシャルをほとんどかけなくても確保出来る。→硬くならずにストロークが確保できる。残ストもタップリある。
結果として、自身の体重64kgであればレイダウンやスイング変更して硬さを要求する改造車であってもピッタリのレートから二人乗りや重い荷物にも対応できる。逆にノーマルスイングでレイダウンもしなかったら、硬過ぎてストロークを有効に使い切れない可能性があります。
やっとスッキリしました♪ やはり、数値と感覚が一致する事で納得がいきます。
高額なリアサスペンションなのにダブルレートの数値をオープンにせず販売しているところが殆どです。ノウハウかもしれませんが何十万円もしてレート合わないなんて私からしたら有り得ない事で怖くて買えませんよね。オーリンズもそうですが各社が同じ基準で表記をしてるとも限らないのです。つまり賭けです。
ちなみにGSX1100S用のリアサスペンションでレート表記しているのはオーリンズとアラゴスタ(2.0ー2.8)のみ
オーリンズの1.84-2.75kg/mmの値についてですが、実際は2.75-3.66が正解と思われます。
これを巻数に換算すると総有効巻数は7.815巻、低いレートが1.84で巻数が1.935巻、高いレートが3.66で5.88巻となります。線径、長さ、中心径の異なるSHOWAをこの数値に近づける事は? 時間の浪費ですね、、、
そしてバネ(スプリング)こそ後付けリアサスペンションの要です♪
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