んな題名ですが、残念ながらキャブのお話であります。(笑)
かれこれセッティングの話をさんざんしておりますが、TMRやFCRだとはっきりと分かるスロットル開度と、キッチリ上から下まで順番に並んだセッティングパーツがあります。ところが、、、、純正負圧であるBSTスリングショットキャブレターです。
かれこれGSX-R系で言うとBST34(GSX-R1100の86~88)これは実質形が違います。
次にBST36(GSX-R750の88~89・GSX-R1100の89~90)やGSF1200、
でBST38(GSX-R750の90、91と水冷のGSX-R92~95)
でBST40(GSX-R750RK・GSX-R1100の91・92と水冷のGSX-R1100の93~98)
といった感じになります。各車種、仕向地によってジェットの番手は異なります。ですので乗り手には分からないスロットル開度に加え、品番でさえ判断できない、そして不揃いな番手のBSTキャブです。で、実情で言うとパーツリストが全部ある訳ではないですし、更に、分かったとしてもキッチリと揃えられた品名ではありません。あえて分からないようにしてるのか?とさえ思います。
ですので、ニードルなんて細い太いさえ判断できかねます。NJはなんとか判断できます。 でも、負圧ではとても重要だと思われるスロットルバルブでさえ、サクションチャンバーといって穴が下に1つや、2つ開いてたり、開いてる穴が大きかったり、小さかったりします。 一般的に、エアクリーナーの付いてる純正はスプリングが硬くしてあると言われています。本当かどうか分かりませんが、、、、、
要は、そのエンジンがレッドに至るまで低速~高速まで吹け上がればいいのです。それが、滑らかかどうかです。PS(PJ,PAJ)・(JN・NJ径)・JN段数・MJまで、強制開閉のように、繋がればオッケーなんですが、いかんせん開度が乗り手ではわからないので、ほんとにバルブが上がっているのかとか、不明な事が多いのです。
そこで、言われているのが、スプリングの長さやレート、そしてスロットルバルブが、リフトがエンジンの回転に合ってるか、という事が重要になってきます。
で、実際にユーザーはどうしてるかってーと、我が750の純正キャブを弄っていたように、変更範囲以上に段数を変える方法を考えたり、スプリングを別の車種に変えたり、切ったりしています。 が、これは勘でありギャンブルと言えます。実際に強制キャブのニードルのようにもうワンランク細いとか短いとかの部品があれば、やってみて戻したりできるのです。
負圧というキャブはそういった面でも一般ユーザーの触るべきところではないのは、事実といえます。
また、そこまで負圧にこだわる人間は、数少ないバイク乗りのなかでも、更に数パーセントではないでしょうか。でも、確実に少数ながら拘る人間がいるのです。
な~んでか?(笑)①らくちんです。②ラフな操作でもキャブが誤魔化してくれます。③燃費いいです。④スロットル軽いです。⑤安いです。てな感じでしょうか。
で、今回、弱ってた当方のBST40の部品取りのBST40を仕入れました。で、付いてるジェット類を確認しましたが、何年式のものさ、確認できないくらい変えられていました。前の持ち主さんも苦労されてたんだなと思いました。(笑)でも収穫です。もちろん各部の部品は新しいし、なんといっても品番はさっぱり分からないのにスプリングが柔らかいのが付いてました。あとJNのテーパーが凄い!
ま、そのまま付けると絶対後悔するほど、全部のセッティングを変えないといけないと思うのでまだやりませんが、とりあえず今より柔らかいスプリングはやってみるカチ有りですね。で、駄目なら、更にバルブがリフトしやすいよう穴の開いたものに変更。次にニードルですね。流石にこれは細すぎるので、今のものと元径が同じで先だけ細い物があれば出ると思います。
いそがねば、、、、、、