雑誌のカタナ特集にもほとんど取り上げられない750の輸出仕様のカタナです。国内版が目立ちすぎて余計目立ちませんよね。SXZなるスポーク仕様の車両ばかりが希少車扱いされていますが、私には輸出仕様の750の方が希少、かつ貴重と思います。だってスポークホイールにはあまり興味ないからw
私がGSX750SDのエンジン入手したのは、16年ほど前の事です。
きっかけは油冷化の為に余ったエンジンなのです。でも、エンジン形式(R701~)が国内カタナと違う為、輸出仕様の750のフレーム(GR71A~)がない限り「構造等変更」つまり改造申請手続を陸運局で行わなければ使用できません。
入手したエンジンの為に車体を探さなければなりません。普通は考え方としてありえませんよねw 変人です。
当時は1000カタナは持ってましたが、黒エンジンではなかったので、とにかく黒エンジンにしたかったのですが、フレームからエンジンを降ろして黒に塗るとか普通のふところ事情ではあり得ない事でした。車載状態でエンジン塗装する缶スプレーも出てましたが、、、
ちなみに1000カタナにも黒エンジンの仕様が有ります。GSX1000SD、、、お知り合いにもいらっしゃいますが、売ってるの見たことありません。1000SZよりも確実に少ないと思います。
結果として、GSX750SDの油冷化の為のエンジン降ろし作業に向かう際、GSX1000SZのクランクシール抜けブロー、、、、エンジンバラシ黒化が決定でした、、、
というように、カタナならではの長期生産、多年式、多仕様ならではの悩みです。1台目の750S1購入時の1989年、32年前の1100なんて学生にとっては夢の夢でしたし、2台目は1991年にたまたまバイク店にクランクがネジ切れてる1000が眠っていたんです。その時私はGSX-R750G(2型)の不動車を譲り受けていました。で、ドナーw
まあ、つまり、、、、、即走行可能なカタナを買ったのは1台目のみw
GSX750SDの話に戻りますw
1000に多額の修理代がかかる事は決定したので、とにかく750を安く作成しなければなりませんでした。ちなみにスペアパーツは沢山持ってましたw ホイールとかタンクとかフォークとか、ほんとにフレーム買うっていう事が正解かも、、、、
でも、今ほど「この車両をバラして販売します」的な商売は普及していませんでした。私は走行可能なバイクをバラシてしまうのは嫌いですけどね。部品取車を探して購入しました。なので安いし綺麗ではありませんが、フレームやハーネス、ステップ類以外はすべて売却しました。それこそ、手間賃は別として元はとれました。実質タダですw
つまり、色んな動かないスペアパーツ持つなら動いたほうが便利じゃ♪という考えです。通称「わらしべコンセプト」で1000で使い終わったパーツは750にという事で進めていました。なので、750に使用する為に買った物はほとんどなく、1000で使っていたパーツの御下がりばかりですw
話はそれまくっていますが、750SDの諸元を入手する事に苦労したお話です。構造変更時に提出はしております。パーツリストには記載ありません。何を見て申請したのか覚えてない(苦笑)
81馬力、79馬力とか当時ネットで海外サイト探しまくった記憶有ります。手元に残っている資料では630チェーン(国内は530)リアタイヤは国内と同じ18インチです。馬力が高い理由は1100用のBS34を使用している事、ピストンを変更して圧縮を高めている事なので、ボアアップピストンとか組んでたらただただ「黒い」だけw 750SZは銀エンジンです。
エンジン積替
エンジン換装 GSX750Sカタナ (syuriken.jp)
構造変更